【PMSと育児の両立】出産後のイライラと睡眠不足はいつまで続く?

産後のホルモン変化とPMS

妊娠・出産・育児は女性の人生にとって、大変でもあり幸せでもあるイベントの一つですよね。

出産すると、体質が変化したという声も多く聞かれています。

 

出産前と出産後ではどのようにホルモンバランスが変化するかご存知でしょうか。

生理が重くなった・軽くなったなどの感覚も、もしかしたら産後のモルモンバランスの変化が一因かもしれません。

 

また、女性ホルモンの出産に伴う変化は、育児にも影響します。

 

この記事では、ホルモンバランスの変化とそれに伴う症状、PMSとの関係をお話しします。

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女性ホルモンとは

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女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

 

それぞれの働きは、下記の表をご覧ください。

身体症状精神症状
乳房の張りイライラ
頭痛情緒不安定
眠気集中力がなくなる
ニキビができる落ち着かない、そわそわする
疲れやすくなる怒りやすくなる
腹痛無気力
体重の増加熟睡感がない
むくみ寝つきが悪い

ホルモンの働きの一部です。

 

女性は、約28日の周期で月経が起こる仕組みとなっています。

それは、この2つのホルモンの影響です。

 

出産後・育児中のホルモンバランスの変化

 

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出産後のホルモンの変化は、妊娠前・中と比較してあまり知られていないかもしれません。

現行では、日本においては8週間の産後休暇が法律で定められています。

 

これは出産後の体力回復と思われる方も少なくないと思いますが、実は

ホルモンバランスが最低限の生活が可能になるまで、最低でも8週間は期間が必要と考えられている

からなのです。

 

では、出産後は女性の体にとって、どのようなホルモンの作用があるのでしょうか。

 

まず、出産とともにエストロゲン・プロゲステロンの血中濃度は下降していきます。

産直後は、子宮内膜を厚くする必要もなく、また妊娠を促したり維持させたりする必要もないので、分かりやすいですね。

 

次に、産後約2日目から血中濃度が上昇してくるのが、プロラクチンオキシトシンというホルモンです。

 

プロラクチンは、乳房の中で母乳を作るホルモンです。

赤ちゃんの乳頭刺激によって、働きが促進されます。

 

オキシトシンは、プロラクチンによって生産された母乳を、赤ちゃんの乳頭刺激によって乳頭から分泌させるホルモンです。

また、授乳(つまり、赤ちゃんの乳頭刺激)することで、子宮の収縮を手助けします。

 

少しイメージしにくいかもしれませんが、女性のホルモンは出産後の育児によっても大変影響を受けるのです。

 

PMSとは

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月経前症候群のことを、PMSと呼びます。

これは、月経の3日から10日前に起こる身体的・精神的な不調のことです。

 

月経になる事で、自然と軽快・消失する症状です。

個人差が大きく、その症状は200を超えると言われています。

 

一部の症状を下記表に記載します。

身体症状精神症状
乳房の張りイライラ
頭痛情緒不安定
眠気集中力がなくなる
ニキビができる落ち着かない、そわそわする
疲れやすくなる怒りやすくなる
腹痛無気力
体重の増加熟睡感がない
むくみ寝つきが悪い

PMSの原因は分かっていませんが、排卵後から症状が現れるため、ホルモンバランスの変化が原因ではないかと言われています。

 

育児中のPMS

 

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もともとPMSが起こる方も少なくないと思います。

 

筆者は月経不順ですが、

「最近お腹が減るな」と思ったら

  • 食べる量が2倍くらいになり
  • 体重が増え
  • ニキビが発生し

「そろそろ生理が来る」と毎回思い、ある意味では目安のようになっています。

 

筆者は日常生活に支障はありませんが、中には寝込んでしまうほど症状が出現する方もおられます。

 

出産前は全く症状がなかったのに、

産後体質が変わり(つまりホルモンバランスの変化ですね)出現するようになる事も珍しくありません。

 

産後・育児中は、

ホルモンバランスの変化で体調が万全でないことに加え

  • 授乳中は約3時間おきの授乳
  • 自分の意思を訴えることができない我が子のお世話
  • 家事

上記のことに加え、子育てが幸せであることに変わりはありませんが、体力的にも精神的にも辛いことも多いと思います。

 

それに加え、PMSが起こると大変ですよね。

 

上記に記載したように、産後は自律神経を整えてくれるエストロゲンが減少しますので、

症状が強く出る傾向にあります。

 

月経の再開は、大変個人差が大きいのですが、

7~8割の女性は産後8か月の間に再開するというデータがあります。

 

排卵を伴った月経が再開するのはプロラクチンの生成が終了してから(授乳終了後役1か月)となり、

それまでは定期的に出血しても、無排卵月経となります。

 

このように、女性の身体はめまぐるしく変化しているのです。

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育児中の精神的症状と改善

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育児経験のある・なしに関わらず、育児中はイライラすることが少なくないと思います。

 

いくつか育児中のストレスのアンケート結果を参照すると、

睡眠不足イライラ最も多くみられています。

 

特に第一子出産後の女性に多くみられますが、イライラしてはいけない、などと思われる方がおられると思います。

 

しかし、先にお話ししたように、出産後はエストロゲンが減少します。

つまり、自分の感情のコントロールが付きにくくなるのです。

 

家事と育児に追われ自分の時間がなくなり、睡眠時間すら取れなくなると、ある意味感情の起伏が激しくなるのは致し方ないと言えるのではないでしょうか。

加えて、自己嫌悪に陥り自分で自分を責めてしまっては、ご自分もご家族も辛い状況になってしまいます。

 

更にPMSが加わると、どうでしょうか。

 

ただでさえつらい状況なのに、

  • 今までに体験したことのない体調の不良
  • もしくはもっと重症化したPMS

このような状態に陥ってしまったら、きっと自分でも対処しようのない身体的・精神的ストレスとなるのは想像するに難しくないと思います。

 

先にもお伝えしたように、PMSは原因が明確になっていないため、根本的に治療することはできません。

 

また、ホルモンバランスが原因ならどうしようもないのでは?と思われるかもしれません。

でも、日常生活の中で少しでも自分の時間を持つことが非常に大切なのです。

 

イライラして精神的に追い詰められると、いったい何が原因なのか、自分は何に対して怒っているのか?と思うことがあると思います。

 

連続した時間でなくても良いのです。

 

  • 午前中はミルクの合間に掃除する
  • 午後はミルクの合間に休憩する
  • 夕方以降はミルクの合間に家事をして余った時間を休憩に使う

など30分程度でも良いのです。

 

夫が帰宅したら、お風呂の時間だけは自分一人の時間にする、などでもいいですね。

一時保育を使うのもよいかもしれません。

 

なんでも一人で解決しようとしても限界があります。

自分も自分だけの時間を取っても良いと気づくことが大切です。

 

 

上では精神面の改善法を主にお伝えしましたが、身体的にも症状は出てきます。

  • 腹痛
  • 腰痛
  • 嘔吐
  • 頭痛

などです。

 

 

身体的症状に関しては、やはり医師に相談することが一番の近道です。

我慢しても治る保証がなく、精神的にも負担が増えます。

 

対処療法ではあるかもしれませんが、是非相談してみてくださいね。

 

おわりに

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いかがだったでしょうか。

 

ホルモンのお話にPMSの症状、難しくなってしまいましたが、伝わったでしょうか。

ホルモンやご家庭の状況によって感じ方が変わるので一概にはいえません。

 

しかし、まずは症状と身体の仕組みを知っていただき、ご自分に合った解決への手助けになれたらと思います。

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