【しこりのない乳がん】乳がんの種類とその特徴(場所、大きさ)

最近、某有名な女性タレントが乳がんである事実を公表し、何かと耳にする機会が増えた乳がん。

1994年以降日本では女性の罹患率第一位となっており、女性の20人に1人は乳癌であると言われています。

20代より発症し、閉経を迎える40〜50歳代でピークとなっていきます。

以前よりピンクリボン活動という乳癌に関する活動がメディア等で大きく取り上げられています。

 

今回、女性タレントの公表により今まで、日本は5.6%と先進国の中では最下位にあった検診率が徐々に高まりつつあります。

女性タレントもセルフチェックを欠かさず行い、病院で定期検査を受けていたにも関わらず触診にてしこりが触れず早期に発見できなかったとの情報がありました。

女性タレントも公表していた「触診にてしこりの触れない乳癌」とはどのようなものなのでしょうか。

スポンサーリンク


しこりのないがん〜非浸潤ガン〜

shikori-nashi

まずは乳がんの種類について。乳がんには、パジェット病、非浸潤がん、浸潤がんの3種類があります。

パジェット病とは乳頭の皮膚、乳管内上皮に発生するがんで視診ができるがんであることが特徴です。

触診をしてもしこりが触れず、検査にて癌であると発見されるしこりのない乳がんとはこの非浸潤がんが当てはまります。

乳癌発表された女性タレントさんの場合は位置的にも乳頭直下であったため、発見しづらい場所だったと報道されていたためこの癌のタイプであったかどうかは定かではないですが、一般的にしこりのないがんにはこの非浸潤癌が疑われます。

非浸潤癌とは?

hijyun-gun

出典:sagara.or.jp

非浸潤性乳がんとは、がん細胞が2cm以下であるものをいい、

  • 非浸潤性乳管がん
  • 非浸潤性小葉がん

に分類されます。

いずれも共通点は、がん細胞を覆っている膜を破っていない状態であることです。

水風船を例に挙げると、風船が膜、水ががん細胞とします。

風船(膜)に覆われている間は、がん細胞(水)は散ることがなく、風船を持ち上げることで容易にその場から回収することができます。

 

しかし、風船(膜)が割れると中の水(がん細胞)は周囲に飛び散ってしまい、回収は困難となります。

非浸潤がんは、この例の通り膜の中にがん細胞が収納されているため早期に発見、手術ができれば予後は良好である癌です。

そしてこのがん細胞が飛び散り他の部位にまで浸潤してしまったものを浸潤がんと呼んでいます。

スポンサーリンク


しこりのないがん〜セルフチェックで発見するためには〜

img01

出典:takeda.co.jp

しこりがセルフチェックでわかる症状としては、乳頭からの血液混じりの分泌液が出ること、乳頭、乳輪に湿疹ただれができることが挙げられます。

特に後者の場合、乳輪に湿疹ができ、皮膚科へ行って薬を処方してもらったりスキンケアをしてもなかなか治らず、精密検査をして乳癌とは分かる例も多く聞かれています。

 

分泌液は、乳腺に関わる他の病気で出てくることはほぼなく、重要な鑑別の材料となります

好発部位は、乳房を乳頭を中心とし4分割した外側上部が45〜50%と好発部位とされており、次に内側上方が45%と続きます。

下方はどの部位でも5〜10%であり、上方の罹患率が高いことが伺えます。

 

上記のように非浸潤がんである場合の予後は良好であるため、早期発見がやはり重要であることがわかります。

早期に発見、治療を施してもらうためにもセルフチェックが重要となってきます。

 

しかし、女性にはホルモンの周期により身体に変化を来すため、セルフチェックは毎回同じタイミングで行うことが望ましいとされています。

セルフチェックは、月に1度行い、閉経前の女性は、月経後1週間から10日後くらいが触診に適した時期であるとされています。

面倒臭がらずにセルフチェックを行い、自分の身体についてしっかりと把握していくこと、違和感を感じたらすぐに受診をし、専門的な検査をしてもらうことで早期に発見、治療をしてもらえることでしょう。

そして乳癌を公表された女性タレントも治療を無事に終え、元気な姿を再びメディアで拝見できることを一ファンとして心よりお待ちしています。

スポンサーリンク

 

当サイトでよく読まれている検診と人間ドックの記事です 

 

【ピロリ菌に効く】ブロッコリーともやしとバナナの成分とその効果

【ピロリ菌の除菌と副作用】治療の費用は保険適用と適用外のどっち?

【ピロリ菌と再感染】再感染率が高まるやってしまいがちなNG行為

【乳がんと胸のへこみ】乳がんかどうかがわかるその症状や特徴

【インフルエンザの誤診】病院も風邪と間違える、その原因と対策

【インフルエンザと消毒液】効果のある消毒液の簡単な作り方と注意点

【インフルエンザと市販の風邪薬】ルルは処方薬との飲み合わせも安心

【インフルエンザは何科で受診できる?】症状別の受診すべき科

【インフルエンザと似た症状の病気】症状別インフルとの見分け方

【インフルエンザ中に耳が痛い】違和感は中耳炎と難聴の可能性アリ

【インフルエンザを放置するとどうなる】大人と子供の自然治癒の違い

【インフルエンザの除菌】ファブリーズとクレベリンは効果無し?

【インフルエンザ中のお風呂とシャワー】子供と大人の違いにも注意

【インフルエンザとタミフルの飲み方】その効果と嘔吐した時の注意点

【インフルエンザの兆候】インフルエンザの前兆と風邪との見分け方

乳がんの遺伝子検査とは?がん家系について知っておきたいこと

異常あり?異常なし?グレーゾーンも多い乳腺嚢胞(のうほう)とは?

「乳腺の石灰化」とは?マンモグラフィーの検査結果を分かり易く解説

 

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ