【授乳中こそ葉酸が必要】良い母乳で赤ちゃんに効果的な葉酸摂取

妊活や妊娠に葉酸が必要であるという情報は、比較的周知されていると思います。

しかし、出産後の授乳中にも葉酸が必要になるのです。

 

この記事では、葉酸とは何か、何故授乳中にも必要なのか?についてお話しします。

途中、難しい言葉が出てきますが、解説しながら進みますので、是非ご一読くださいね。

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葉酸とは

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  • 葉酸の働き

葉酸は、ビタミンM、ビタミンB、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれています。

ビタミンには水溶性と脂溶性がありますが、葉酸は水溶性に当たります。

 

お料理をされる方は、葉物野菜などは洗うとビタミンが流れ落ち、また茹でたり熱を加えたりすることでビタミンが破壊されてしまうと聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

これも、水溶性であるがための性質なのですね。

葉酸は、ビタミン全般の特徴である「補酵素」として働きます。

 

補酵素というのは、“酵素の働きを補助する”役割の事で、身体は様々な酵素が働くことで代謝や合成がされます。

 

その酵素が働きやすくサポートする役割があるのですね。

主に、赤血球の合成(造血)や、核酸の合成に大きく関与しています。

 

赤血球はイメージしやすいと思いますが、では核酸とは何でしょうか。

核酸をネットで調べると、小難しい説明文に行き当たるときがあります。

 

核酸とはDNA/RNA(デオキシリボ核酸/リボ核酸)であると。

DNAって遺伝子の事なのでは?と思われる方がおられると思います。

 

まさにその通りで、“その生物がその生物である形を作っているもの”です。

 

例を挙げますね。

人間の身体はたんぱく質でできています。

 

皮膚も、髪も、爪も例外ではありません。

では、何がそうさせているのでしょうか。

 

人は受精してから死に至るまで、細胞分裂と言って、日々新しい細胞が生まれています。

爪や髪が伸び、皮膚もターンオーバーしますね。

 

ここでDNAの出番です。

 

DNAは、「皮膚は柔らかく作る」「爪は硬く作る」などの、各DNAが記憶している細胞の遺伝子情報をRNAに命令します。

 

命令されたRNAは、皮膚を柔らかく作り、爪は硬く作ります。

これにより、皮膚は爪になる事なく、爪は髪になる事はないのです。

 

  • 摂取量

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葉酸は、基本的には普通に食事を摂っていれば日常生活に支障が出ることはほぼありません。

ここでいう普通とは、自炊が少なくて例えばコンビニ弁当が多い場合も例外ではありません。

女性男性
通常240μg200μg
妊活時480μg240μg~400μg
妊娠時480μg

※上の表は1日の摂取量※厚生労働省HP参照

※1mg=1000μg

 

葉酸400μg(0.4mg)を摂取しようとすると、1日に350g(野菜のみ)食べないといけません。

 

イチゴ5個=68μg、納豆1パック=60μgなど、現代社会では少し現実的ではありませんね。

状況に応じて、サプリなどを検討する方も少なくありません。

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母乳と葉酸

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ここまでは、母乳も例外ではありませんが、全身に対する葉酸のお話でした。

では、なぜ「造血」と「細胞分裂」が母乳に関係あるのでしょうか。

 

その答えは、「母乳の元となる血液を作る、骨髄の細胞分裂を助ける」事と、

葉酸は母乳を通じて赤ちゃんに移行する」という事です。

 

母乳は血液?

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母乳と言えば、私たちが普段見ている牛乳と見た目はほぼ変わりません。

成分上、出産して一番に生成される初乳は、少々クリーム色っぽくなります。

 

では、この白い母乳は何からできているのでしょうか?

先に書いてありますが、答えは血液です。

 

女性の乳房には、乳葉という器官があります。

血管から流れてきた血液は、この乳葉で母乳となります。

 

つまり、お母さんの血液が不足してしまったり、乳房の周りの血行が悪かったりすると母乳が作られにくくなってしまうのです。

 

そこで、普段の倍の葉酸を摂取(厚労省推奨量)することで、母乳を作っても血液が不足しないようにする必要があるのです。

 

先に、葉酸は細胞分裂を補助する働きがあるとお話ししました。

 

葉酸を摂取することで、血液の工場である骨髄の細胞分裂を助けてあげようという訳です。

普段の生活であれば、葉酸は日常の生活でも不足しないと言われています。

 

しかし、出産後約72時間後には母乳分泌量400ml/日、出産後6か月には800ml/日にまで増えています。

 

人は、例えば全身5Lの血液があると仮定(個人差があります)した場合、1Lを失うと生命の危機があると言われています。

 

母乳400mlを作ったとして、血液を400ml失う訳ではありませんが、寝不足や産後の身体の変化、家事などの事を考量すると、身体にとって負担になってしまうことは想像に難くありませんね。

 

ともなると、血液工場の骨髄は大忙しです。

お母さんの身体に負担とならないだけの血液を作り、母乳となる分の血液も作らなければなりません。

 

その為には、骨髄は妊娠前よりも活発に細胞分裂をする必要があるのです。

そこで、葉酸を摂取することで、細胞分裂を助けてあげる必要があるのです。

 

赤ちゃんの葉酸摂取

 

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赤ちゃんは、すべての栄養素、免疫力を母乳から補います。

 

母乳は、お母さんから赤ちゃんへの最初の愛情とも言われるほどで、WHO(世界保健機構)では出生後6か月間は母乳のみでの育児を推奨しています。

 

赤ちゃんは、言ってしまえば呼吸で酸素を取り入れる以外は、すべてお母さんから与えられます。

 

葉酸は細胞分裂を補うために、必要であるとお話ししました。

その葉酸も例外ではなく、お母さんからもらわないと、摂取する術がありません。

 

胎児ほどではありませんが、赤ちゃんも成人とは比較できないほどの細胞分裂を行います。

 

その為、お母さんから母乳を通じて赤ちゃんに葉酸を分け与えるわけなのですが、そうなると今度は母乳の元である血液を作るのに不足する可能性がありますね。

 

故に、妊娠前と比較して授乳が終わるまでは、約倍の葉酸の摂取が推奨されているのです。

 

おわりに

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いかがだったでしょうか。お母さんは、自分の身体を後回しにしても赤ちゃんに栄養を与えようと母乳を作ろうとします。

 

しかし、そうするとお母さんの血液が不足するという悪循環が起こる可能性があります。

この記事を読んで、葉酸の知識をすこしでも深めていただけたら幸いです。

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