【ピロリ菌と喫煙】保菌者の喫煙による発がん率と除菌による禁煙効果

慢性胃炎や胃潰瘍のみならず、胃がんの原因であるとしてピロリ菌はしばしば悪者となります。

では、ピロリ菌よりもいっそう悪名高い「喫煙」という行為はピロリ菌に対しどのような影響を与えるのでしょう。

健康に悪いもの×健康に悪いもの=とてつもなく体に悪いものとなるのか、はたまたそれほど悪くないものとなるのか。

今回はしばしば諸悪の権化として扱われる喫煙とピロリ菌の関係について紹介します。

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胃がんとピロリ菌、がん化のリスクを検証せよ!

ピロリ菌が胃がんの原因となる理由は、ピロリ菌が胃の粘膜を破壊するため、該当する部分のみが免疫によってダメージを受け、修復のためにたくさんの遺伝子がコピーされるために起こります。

遺伝子のコピーには常にコピーミスの確率がと伴いますから、回数が増えれば増えるほど遺伝子コピーミスが起こる回数の危険性が増してしまうのです。

遺伝子のコピーミスが起こるとその細胞は通常ではないような能力を持ちます。

これが、がん細胞です。

一方、喫煙によるリスクは主に発がん物質が原因で、一般にもよく知られている通り主流煙、つまり喫煙者自身よりも副流煙、周りの人が吸っている煙の方がたくさんの発がん物質が含まれています。

発がん物質は遺伝子を傷つけるため遺伝子のミスコピーを誘発し、がんを引き起こす原因のひとつとなります。

 

危険度はいかほど?ピロリ菌+喫煙=??

さて、もし胃がんの原因となるピロリ菌と「健康被害」として有名な喫煙の負のコラボレーションという危険なダブルパンチがある場合、発がん率はどうなるのでしょうか。

 

まずは喫煙の発がんリスクを見ていきましょう。

日本での研究によると、全がんを対象にした場合、喫煙者の発がんリスクは非喫煙者の1.5倍となるそうです。

たった1.5倍ならなんてことないと思ったあなた、これはあくまで「全てのがん」についてのデータだということを忘れていませんか?

 

喫煙とがんリスクの関係が深い部位、例えば肺と咽頭などでは、がんのリスクはそれぞれ4から5倍、そして少なくとも10倍と見積もられています。

さらに喫煙の習慣は心臓病などのリスクも生みますから、「1.5倍」という数字以上の恐ろしさがありますね。

 

ピロリ菌の場合、引き起こすがんは、胃がんが大半です。

ピロリ菌は胃がんのリスクを増すことが知られていますがその数値はなんと5.1倍です。

ちなみに、偽陰性となる可能性の人も含めると10倍近くになるそうですから、いかにピロリ菌と胃がんの関係が深いかがわかります。

  • ピロリ菌に感染しておらず、喫煙しない人
  • ピロリ菌に感染していて喫煙する人

を比較すると

リスクは10倍ほどになるといいますから、

負の相乗効果はきちんと働いてしまっているのがわかると思います。

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ピロリ菌除菌と喫煙、どうすればいいの?

ピロリ菌はなんて悪者なんだ!と病院へ駈け込んで除菌したとしても、たばこをぷかぷかと吸っていては発がん要因が1つ減っただけで真に効果的とは言えません。

ちなみに除菌治療中の喫煙の影響は有意に差があり、喫煙者は除菌率が低くなる傾向になります。

 

そのため、除菌治療中はなるべく煙草を吸わない方が賢明と言えそうです。

また、ピロリ菌除菌の前後で禁煙に成功する人も多いようです。

除菌治療をきっかけに健康を意識すること、除菌治療中は抗菌剤によって禁煙時に起こる咳などを止めやすいことなどいくつか原因があるようです。

 

健康な生活を送るために

ピロリ菌や喫煙の他にも、不規則な生活や偏った食事が病気のリスクを高めるのは周知のとおりです。

手始めにピロリ菌や煙草のような目立つ要因からなくしていき、自分の体をしっかりと見つめなおして健康的な体を維持しましょう。

刹那的な楽しみより、長い目での幸せを考え見るのもよさそうですね。

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