【線維腺腫の乳がんとの誤診】乳がんと勘違いしがちなその症状と原因

線維腺腫とい病気をご存知でしょうか。

あまり聞き馴染みのない病名のため、知っている方は少ないのではないかと思います。

婦人科系の疾患であり乳がんと間違われやすいこの病気ですが乳がんとは何が違うのでしょうか?

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線維腺腫ってどんな病気?原因は?

線維腺腫とは、若い女性、20歳代から発症しやすい良性の腫瘍性病変です。

そのため、20歳代の若い女性がセルフチェックを行い、腫瘍が触れ、乳がんかも・・・と、

乳がんを疑って受診する場合、9割はこの疾患である場合が多いです。

線維腺腫は、乳腺の分泌腺が増殖する管内型と、乳腺周囲の間質が増殖する菅周囲型、両方が一緒になるものに区別されます。

発生の原因にはエストロゲンという卵巣から分泌されるホルモンが関係しています

 

卵巣から分泌されるエストロゲンに乳腺が反応し、乳汁をつくる細胞が集まっている結合組織が増殖してしまうことで、腫瘤を形成します。

線維腺腫の腫瘍が、がんの腫瘍と違う点は、腫瘍と周囲の境界線がはっきりとしており、硬めだが弾力もあるという点になります。

皮膚の上から触ると滑らかであり、可動性も良好です。

そのため、婦人科系の医師のような専門家では触るだけで分かる方が多く、念のため、乳がんと鑑別をする目的でマンモグラフィーやエコーなどの検査を勧めることが多いです。

 

また、痛みはほとんどないと言われており、実際に受診する方も痛みよりも腫瘍を見つけたため、乳がんとの鑑別目的ということで来院される方が多いのが現状となっています。

基本的に手術はせずに経過観察をしましょうと言われる方がほとんどです。

特に若い方ですと、これからホルモンバランスで腫瘤が縮小もしくは消失する可能性もあるので、治療をして胸に傷をつけてしまうことよりも経過を見ていくことが多いです。

ただし、25歳以上で発症した場合はマンモトーム生検を行い、良性であることの確定診断をつける場合もあります。

しかし、腫瘍が増大した場合は美容的な観点から手術を勧められます。

特に、腫瘤が短期間で一気に大きくなった場合は乳がんとの鑑別のためにも切除やマンモトーム生検が勧められます。

 

手術は、局所麻酔下で行うため、外来で、日帰りで行うことが可能です。

胸の一部を切除して腫瘍を取り除きます。

傷跡は腫瘍の位置や、大きさにもよりますが小さく済むことが多く、大体3cmくらいの傷跡で済んでいる方が多いです。

費用は、3割負担で13,000円前後となり、全額負担ですと40,000円前後となります。

 

ただし、輸血をしたり、特別な治療を施した場合はもう少し値段が上がります。

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乳がんと線維腺腫を間違えて診察してしまうこともあるの?

 触診では専門の医師ではほとんどがわかる疾患と上記で挙げましたが、診察にあたり落とし穴があります。

例えば腫瘍の形がいびつであったり、マンモグラフィー、エコー検査しかしていなかった場合、特に若い方では乳腺組織が密であるため、コントラストがつきにくく、腫瘍は読み取りづらいです。

そのため、乳がんの疑いと謝った診断をつけられてしまう例が多々あります。

また、医療施設によっては視診のみで判断をしてしまったり、いきなりマンモトーム生検を行ってしまう施設もあり、それらが誤診に繋がっているのではという指摘が近年上がっています。

 

セカンドオピニオンを受けることの大切さ

全施設が上記のようなところであるわけではありません。

また、医療施設によって、経過観察とするか、手術とするかのボーダーラインも微妙に違っていることもあります。

そのため、一度受けた診察でも納得できなければセカンドオピニオン、サードオピニオンを受けて自分が納得いくまで診察を受けることが大切だと思います。

若い女性に限らず、女性であればみんな自分の胸を傷つけられるのは耐え難い苦痛ですものね。

 

また、一般的に、線維腺腫はがん細胞に変化することはありません。

まれに、がん細胞に変化するから、手術をしましょうと勧められることもありますが、すぐに外科的治療に踏み切る前に一度セカンドオピニオン等を受けて考えてみましょう。

診察を受ける側も正しい知識をもって、受診していきたいですね。

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