【胎児ドッグとその内容】知っておきたい費用やリスクの安心まとめ

お腹に宿った大切な赤ちゃん。

そんな胎児が先天性異常を持っているかどうかの確立を算出したり診断する為の胎児ドッグ。

気になる費用はどれ程か、検査の内容やリスク、お母さんそして赤ちゃんの身体への危険性について紹介します。

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胎児ドッグの概要と費用

胎児ドッグとは通常の妊婦検診ではなかなか分からない

  • 胎児の外形異常(身体の部位の異常)
  • 染色体の異常
  • 血流の異常

などを調べるもので検査の種類は多岐に渡っています。

 

胎児の発育によって検査が可能になる部位が異なる為に

検査の種類ごとに妊娠周期が決まっているので注意が必要です。

 

検査は妊娠周期に合わせ実施し、

赤ちゃんに異常のある可能性がないかを確率的に調べる「非確定的検査」によって

異常を持っている可能性が高い場合に、より精密な検査にて病気の有無を判断する「確定的検査」を行うという流れで進められます。

 

検査はおおまかに

  • 初期(妊娠11週から16週頃)
  • 中期(妊娠18週から21週頃)
  • 後期(妊娠29週から30週頃)

に分かれ、費用は自己診療なので各病院によって異なっています。

 

胎児ドッグによって分かること

 

胎児ドッグで具体的に分かる先天性異常の可能性が分かる病気は

  • 初期
  • 中期
  • 後期

の検査により異なります。

 

  • 初期胎児ドッグ
  • 初期胎児ドッグでは
  • 「母体血清マーカーテスト」
  • 「初期超音波検査(NT検査)」

と呼ばれる検査があり、

  • お母さんの血液検査により血液中の成分を細かく調べたり、
  • 胎児の血流不全などに起因したむくみの有無や厚さを見ること

で胎児の先天性異常の確立を判定します。

 

初期胎児ドッグでは

  • 「18トリソミー」
  • 「21トリソミー(ダウン症候群)」

について可能性があるかどうかを調べます。

 

費用は病院によって異なりますが各検査1万円から2万円程度の病院が多いようです。

 

  • 中期胎児ドッグ

中期胎児ドッグでは

  • 「胎児超音波スクリーニング」
  • 「多重マーカースクリーニングテスト」

を行います。

 

「胎児超音波スクリーニング」では

胎盤や臍帯(へその緒)、心臓などの形態異常がないかを診断し、出生前後の管理や治療を行い分娩時の最適な環境を整えることを目的としています。

 

「多重マーカースクリーニングテスト」

血中のマーカーの濃度(ある疾患のリスクの高低を示す値)を調べるもので、マーカーの個数により

  • 「クアトロ(4種)」
  • 「トリプル(3種)」
  • 「ダブル(2種)」

と分類されます。

 

「多重マーカースクリーニングテスト」

種類により血中のマーカーhCG、AFPにUE3を追加しDIAが更に追加され、それらの濃度を調べる上記3分類の総称です。

 

費用は各病院で異なりますが

「胎児超音波スクリーニング」で2万円程

「多重マーカースクリーニングテスト」はマーカー個数が増える検査ほど費用が高くなり

最も精度の高い「クアトロマーカースクリーニングテスト」で3~4万円程です。

 

  • 後期胎児ドッグ

後期胎児ドッグでは「超音波スクリーニング」を中心にしてもうすぐ産まれてくる赤ちゃんの健康状態や発育の具合、病気の有無を診断します。

費用は病院によって異なりますが2万円程です。

 

  • 初期にリスクが高い場合には「絨毛検査」で確定診断を行う

初期胎児ドッグを受けて先天性疾患の可能性があると出た場合には「絨毛検査」を行う選択肢が出てきます。

絨毛とは胎盤を形成するための元となる組織で、胎盤が形成された後は胎児と母体をつなぎ栄養や血液、酸素をやり取りするための通り道になります。

「絨毛検査」では母体から絨毛を採取して胎児の遺伝子成分を分析することで、

胎児の「18トリソミー」、「21トリソミー」などの染色体異常や遺伝性疾患の有無を診断します。

 

この検査では0,3~0,1パーセント程度の確立で出血や破水、流産などのリスクがあるため検査を受けるかどうかを医師や家族との相談の元決める必要があります。

費用は通常検査で8から10万円程

そこに「FISH法」という特定の染色体のみを精密に調べるものを合わせると合計で20万円程になります。

 

  • 中期にリスクが高い場合には「羊水検査」で確定診断を行う

中期胎児ドッグを受けて先天性疾患の可能性があると出た場合には「羊水検査」を行う選択肢が出てきます。

 

赤ちゃんを包む羊水を母体から採取して、羊水内に含まれる胎児の遺伝子成分を分析することで染色体異常や遺伝性疾患の有無を診断します。

この検査にも流産などのリスクが「絨毛検査」とほぼ同程度あると言われています。

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重要なのは診断を受けてから

胎児ドッグは…

「絨毛検査」と「羊水検査」の確定的診断を除き、検査の結果は病気や異常を確定するものでなく確立があるかどうかでしかありません。

 

検査によって染色体異常などの可能性が示された時に

出産前後の治療や環境の改善が可能になることで、その後の発育の助けをしたり、出産時の環境をより赤ちゃんが安全に産まれることができるようにする目的が大きいのです。

 

また可能性を示されたり確定的検査を受けた際に重要な判断をしなければならないこともあります。

家庭の環境や金銭面などの問題によっては身に宿ってくれた赤ちゃんを諦めなくてはならないことも場合によりあり得ます。

 

母親の精神的・身体的負担を考えた場合や育児・療育が可能かどうかなどによっても左右されることですが、家族や医師との慎重な話し合いが必要であり、診断後にとても重要となることです。

 

もし診断を受けなかったり、話し合いがないままに

染色体異常や障がいを抱えて生まれてしまった子どもに

精神的な負担を感じてしまい、

お母さんが身体を壊してしまう、育児困難やネグレクト(育児放棄)などの虐待という悲しい未来を生み出さないためにも胎児ドッグは必要なものです。

 

まとめ

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胎児ドッグはお腹に宿った赤ちゃんの異常を検査するだけでなく、異常の可能性が認められる場合には更に精密な検査へと繋げたり、分娩時の環境・出産前後の治療の改善をする為の重要な検査です。

 

また育児の環境によっては悲しい判断が必要なことにもなりますが、異常がないであろうろう(全ての検査で異常が見られなくても障がいをかかえて生まれる可能性は0ではない)ことを知り、少しでも不安や心配事を解消して妊娠期間を過ごし、出産を迎える為のものでもあります。

 

自己診療による費用や判明する異常により家族で話し合うことがあるかもしれませんが、それも全て宿ってくれた赤ちゃんに安心して安全に産まれてきてもらう為のことなのです。

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