【中学生、高校生の年齢で生理が終わらない】病気の可能性は?

10代のホルモンバランスと月経(不正出血)

皆さんは、初潮を迎えてから現在まで、どのようなサイクルで月経を繰り返してきたでしょうか。

月経は大変な個人差があり、様々な情報から逸脱していてもその人の正常であると捉える場合があります。

 

また、内容的に容易に相談できない、他人の状態と違うことに気づけない、などデリケートな問題が生じてきます。

更には、今の世の中の傾向として

ネットなどで簡単に情報を収集できるが、情報が多すぎてどの内容を信用してよいのかが分からないという問題も生じてくるかと思います。

 

筆者は、小学生高学年で初潮を迎えましたが、

現在20代後半までに一度もホルモンバランスが整ったことがありません(基礎体温、月経周期ともに)。

 

筆者の体験が全てではありませんが、

周囲の看護師さんたちの知識と体験談をもとにお話ししたいと思います。

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月経とは

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月経とは

約一か月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる

子宮内膜からの周期的出血と定義されます。

 

正常の月経の範囲は、

月経周期日数:25~38日で

変動:6日以内、排卵期日数:17.9±6.2日

黄体期日数:12.7±1.6日

出血持続日数:3~7日(平均4.6日)

経血量:20~140ml。

初経は10~14歳、閉経は43~54歳を正常範囲としています。」

引用 日本女性心身医学会

と定義されています。

 

上記では、少々難しいですね。

では、月経とはどのようなホルモン変化で起こる生理現象でしょうか。

まずは、2つの女性ホルモンの特徴を挙げます。

 

エストロゲン(卵胞ホルモン)

生理1日目から14日間
プロゲステロン(黄体ホルモン)

生理15日目から14日間
卵子を受精可能な状態に成長させる子宮内膜の維持
女性らしい体を作る受精卵が着床しやすいようにする
自律神経を整える妊娠を持続させる
子宮内膜を増殖させる基礎体温を上昇させる
卵巣内で卵子を成熟させる体重増加・食欲増進
肌・毛髪・骨などに栄養を送る体内の水分を貯蓄する

 

この2つのホルモンが作用し、28日周期で月経が起こり繰り返されます。

 

このホルモンの体内での濃度は、

月経1日目から14日目はエストロゲンが優位で

15日目から28日目はプロゲステロンが優位となっています(月経周期28日と仮定)。

 

このように、月経とは周期こそ個人差が大きいですが、きちんとしたメカニズムをもとに起こる生理現象です。

月経周期というのは、月経1日目から起算して、次の月経が起こる前日までの日数です。

 

女性ホルモンが安定するのはいつか

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上記のお話で、月経とは2つの女性ホルモンが影響し合って初めて引き起こる現象であることが分かります。

 

では、個人差が大きいホルモンバランスの成熟や安定とはいつからなのでしょうか。

 

ホルモンバランスが整っているから、初潮が来るのでは?

と思われる方が少なくないと思いますし、決して誤りではありません。

確かに、排卵と月経が上手に行われれば妊娠可能なため、

女性しか担えない機能としては問題ないと思います。

 

しかし、ホルモンというのは性ホルモンに関わらず、

置かれている環境やストレスなどで大きくバランスが変化します。

 

幼児に見られる反抗期(イヤイヤ期)、思春期に見られる第二次反抗期もホルモンの影響によるものです。

特に、月経は多感と言われる思春期に発達、成長するものなので、特に影響を受けやすい状況にあります。

 

ですので、女性ホルモンはいつ安定するのか?

には、明確な指標は無いのです。

 

もし筆者が目安と考えるなら、

「初潮の後に基礎体温が2層となり、排卵が起こり、月経周期が確立する。」

と言ったところでしょうか(これは筆者の考察です)。

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10代・20代の月経と不正出血、原因と対処

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この項では、初潮を迎えてからの生理が止まらない、不正出血なのか、についてお話しします。

 

先にもお話しした通り、月経は個人差が大変大きい現象です。

 

特に、初潮から月経が比較的定期的に起こるまでは、

経血の色がチョコレートのようであったり、ごく少量の出血らしきものが2日程度で終わったりと、元々が不安定で月経なのかの判断が困難な場合がほとんどです。

 

ですので、月経として経血がきちんと認められてから、判断することをご了承ください。

 

不正出血とは、医学的な定義は存在しません。

 

先に記載してある月経の定義から逸脱した出血であるとお考えください。

※ただし、人によっては排卵出血と言って、卵巣から排卵する時に出血したものが認められる人もいますので、排卵出血は除きます。

 

不正出血にも様々な現れ方があります。

 

月経が終わらないように出血し続ける人もいれば、

月経らしきものはあるけど排卵出血ではないような気がする人、

いろいろだと思います。

 

一言で不正出血と言っても、誰かと比べたり見本があったりする訳ではないので、判断しにくいですよね。

ここで、例えとして筆者の症状を記載します。

例えがないとイメージもわかないと思いますので、筆者の症状をもとにお話ししていきたいと思います。

 

年齢症状
小学生高学年で初経がありました。
小学校で月経について授業を受けていたので、抵抗はありませんでした。
それから、小学生の間は月経とは言えないような出血だったと思います。
月単位ではなく、旅行の時に経血らしきものが出る感覚でした。
中学生初経からしばらく経って、色が正常な経血が一定期間出るようになりました。
しかし、量が異常に多く、一時間ごとにナプキンを交換していました。
また、いつからか大量の経血が約1か月以上続くようになりました。修学旅行は、母親に相談し婦人科でホルモン注射をして出血を止めてもらいました。
その時、医師からは年齢的にホルモンバランスが整っていない事が原因と言われました。
貧血で倒れたことが1回あったと記憶しています。
高校生やはり同じような状態が続いていました。
しかし、時が経つにつれ、「今回の生理は止まるかな?」と思えるくらい、比較的正常な月経になっていました。
その後、経血は減少したものの、やはり状態は良くならず、2回ほど婦人科を受診しました。
(肌が強く、月経痛などの症状が無くて良かったと思っています)
その時は、医師にホルモンバランスが整わない時期だから、20歳過ぎても症状が変わらなければ受診するように言われました。
専門学校生やはり状況は変わらず、筆者も慣れてきたので、普通に生活していました。
しかし、ふと今回は出血が長いな(3か月ほど)と思い婦人科を受診したところ、医師から流産している、とりあえず妊娠できる体で良かったね、と言われました。
交際相手がいましたし、避妊も100%ではないため驚きましたが、思い当たる節もなく、市販の検査薬で検査したところ陰性でした。
医師からは、規則正しい生活をしてストレスをためないようにと説明されました。
社会人放っておくと数か月出血が続くため、婦人科を変えて受診しました。
そこで初めて採血・触診・内診をして、子宮内膜症と多嚢胞性卵巣であると診断されました。
出血は内膜症によるもので、そもそも排卵していなかったため、正常な月経は無かったのです。
経口止血剤をされても出血がとまらず、ピルを内服して月経(無排卵月経かもしれませんが)をコントロールしています。

 

ここまでが、筆者の現在の状況です。

なぜここまで状況を書いたかというと、特に中・高校生の時から症状があったにも関わらず、

原因究明や治療がほとんどなかったことをお伝えしたかったのです。

 

思春期は、比較的ホルモンバランスが整っていないことが多く、

どうしても問診だけでは経過観察や対処療法となることが多いです。

 

また、原因を突き止めるためには経腟エコーを行う可能性が多く、

性交経験がないと検査をしてもらえません。

(規定はないので、緊急時や希望があれば行うと思います)。

 

その場合、直腸からエコー検査をする場合があるのですが、

やはり他の臓器を介しているため、診断には至らない場合が多いようです。

 

筆者は比較的出血量が多いと思っていますが、

それでも診断可能な年齢・状況、医師に出会えるまでに10年以上の歳月を要しています。

 

ホルモンバランスは整うまでにどのような経過をたどるか、

それが何歳ごろなのかは医学的にも決まりはありません。

故に、症状が出てからや、それが継続してからでしか判断できない場合が多いのです。

 

更には、安易にホルモン剤を投与して月経を正常に見せかけることで、

筆者のように、実は病気だったという事もあり得ます。

 

ここまでですと、「じゃあ治療なんてないのでは?」と思われる方もおられると思いますが、

不正出血の症状は続けば続くほど

身体的・精神的ストレスになり、ホルモンバランスを乱すという悪循環につながる可能性があります。

 

ひとつの目安として、実母に月経の状況を聞くのも良い方法です。

比較的同じサイクルで生活していたり、体質的に同じ状況であったりする可能性があるからです。

心配な方は、とりあえず母親に確認してみるといいですね。

 

おわりに

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いかがだったでしょうか。長くなりましたが、不正出血がどういうものかのイメージが付いたでしょうか。

月経は、例えば擦り傷などのように、目に見えて人と比較できるものではありません。けれど、ストレスと不安は大きいものです。

この記事を読んで、少しでも似たような症状に気づき、不安が解決できるならうれしいです。

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