【子宮頸がんの再発の確率】初期症状の不正出血、帯下が重要サイン

最近、某有名女性弁護士さんが子宮頸がんの前段階である異形成であり、手術をしたというニュースが話題となっています。

彼女のように、異形成という子宮頸がんの前段階であれば手術をして経過観察となります。

しかし、がん細胞が万が一どこかに残っていた場合、再発するということが考えられます。

 

また、がんは部位に関わらず、再発すると予後が不良となる可能性もかなり高くなります。

子宮頸がんでは再発した場合、どのようなことが起こるのでしょうか。

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子宮頸がんの再発時の症状、治療とは?

子宮頸がんの場合、骨盤内の局所再発が特に起こりやすいとされています。

そのため、子宮に近い膀胱、直腸、骨盤内のリンパ節などに転移して、症状が出現します。

 

再発、転移でよく見られる症状は不正出血、帯下(おりもの)の異常といった、子宮頸がんの初発時に見られる症状とほぼ同じとなります。

骨盤内でがんが進行した場合は膀胱、直腸にも影響を及ぼすことから、血尿や血便といった膀胱、直腸の症状が出現します。

 

子宮や子宮頸部を温存して治療をした場合、全摘出した人と比べると再発の可能性が非常に高くなり、再発した場合は初発のガンよりも治療が困難となるケースが多くなります。

それは、骨盤内で他臓器に浸潤した場合に複数の部位を治療していかなければならないため治療が困難を極めることが考えられるからです。

 

また、骨盤内の局所以外にも、リンパ節にがん細胞がのってしまった場合、骨盤外の臓器、または肺など遠方の臓器への転移(遠隔転移)をする可能性も十分に考えられます。

さらに残念なことに、再発の場合は、初発時のように初期段階で見つかる可能性がかなり低いこと、子宮頸がん自体の進行は遅くても、他臓器に転移してしまった場合、その臓器のがんの進行が早い場合があることから、治療は困難を極めます。

 

そのため、再発した場合の治療法は骨盤内であった場合、骨盤内臓全摘術といって、

子宮、膣とともに下部結腸、直腸、膀胱を切除する手術をを行った後に放射線療法と化学療法を併用するパターンと、

手術はせず、症状を和らげ、苦痛なく生活が送れるよう症状緩和の目的で化学療法を行うパターンとがあります。

 

手術をしない場合とは、病巣が他臓器に渡る場合、年齢や基礎疾患により手術が不可能な場合などに選択されます。

 

また、上記以外にも、臨床試験として複数の薬剤を合わせた化学療法を行う病院もあるようです

また、骨盤内臓全摘術施行後は手術によって損なわれた機能を補うために形成術(人工肛門や人工的な尿路の形成)などを行い、日常生活に復帰できるようにしていきます。

そのため、骨盤内全摘術を施行した場合は形成術によって作られた人工肛門や、人工的に作られた尿路のケアの仕方なども学んでいかなければなりません。

そして、遠隔転移をしていた場合は他部位の手術や化学療法、放射線療法の併用も視野に入れておかなければなりません。

 

子宮頸がんの再発率、生存率は?

子宮頸がんの再発率とはどのような確率なのでしょうか。

とある婦人科の研究データでは、初回の治療で根治手術(手術にてがんの部位を全摘出)をした場合の子宮頸がんの再発は、

  • 骨盤内のみが33%
  • 骨盤内+骨盤外が12%
  • 骨盤外のみは55%

となりました。

また、再発後の生存率は子宮頸がんがリンパ節転移していた場合は

5年生存率は55.2%

遠隔転移していた場合の5年生存率は8.2%

となっています。

 

ちなみに、がんのお話をすると、子宮頸がんに限らず5年生存率という言葉がよく使われます。

がんは治療により、がん細胞が身体から消えた状態を寛解といい、5年経ってもがんが見られなかった段階で初めて治癒という言葉を使います。

また、初発時の検査、治療で見落とされたがんが検査で見つかる大きさになるのにだいたい5年ほどかかります。

そのため、5年を目処に生存率などをみていくことが多いです。

 

再発してしまうと予後が悪くなってしまう子宮頸がん。

たとえ手術をしてがん細胞を摘出したとしても5年間は自分の体を大切に、様子を見ていき、おかしいなと思ったらすぐに医療機関を受診して欲しいと思います。

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