【子宮頸がんと子供への影響】治療中の妊娠、出産への取り組み方

女性にとって大きなイベントでもある妊娠、出産。

そんな中、妊娠がわかった際に行った検診で、妊娠中に子宮頸がんにかかっていたと分かる事例が数多くあります。

理由としては、妊娠などのきっかけがない限り、産婦人科を受診することがないからとされています。

もしも妊娠中に子宮頸がんにかかっているとわかった場合、子どもを産むことはできるのか、その子どもに何か影響は出るのか?

そんな女性が疑問に思う点についてまとめました。

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妊娠中に子宮頸がんにかかったと分かったら?

上記でも触れたように、現在各地方自治体から検査のためのクーポン券などが配布されているとはいえ、忙しい20代〜30代の女性は、妊娠や何かしらの症状が出現しない限り病院受診はなかなかしないもの。

そのため、妊娠して受診した際に初めて子宮頸がんになっていたと分かる方も数多くいるようです。

妊娠中に子宮頸がんにかかっているとわかった場合、その進行度合いで治療法が大きく異なります。

 

まず、子宮頸がんは、がんの浸潤度に合わせてステージ分類がされます。

 

ステージ0期がいわゆる早期ガンであり、

Ia1期〜Ib2期が微小浸潤がん

Ia期〜IVb期は浸潤がんと分類されます。

0期〜Ia1期は子宮温存した手術の適応になります。

 

つまり、0期〜Ia1期のガンであれば手術後も妊娠、出産をすることができるということです。

それ以上のステージとなると、手術をしても子宮全摘出手術となるため、妊娠、出産は不可能となります。

 

ちなみに0期とは非常に早期のがんのことで、Ia1期は筋層浸潤の深さが3mm以内、広がりが7mm以内のがんを指します。

0期、Ia1期の早期のがんに対しては、円錐切除術が一般的に行われます。

これはレーザーメスや電気メスを使用して、子宮頸部を円錐に切り取ります。

 

ちなみにレーザーメスには普通のメスを使用するよりも出血が少なくて済むという特徴があります。

手術時間は一般的に5〜10分ほどとされ、2泊3日の入院もしくは日帰りで手術を受けることが可能です。

この術式で手術を行うことにより、子宮頸部が切除されるため、子宮口が広がりやすくなるため、流産、早産の危険性はわずかに上がるとされています。

しかし、見ての通りこの術式で手術を行うと、子宮そのものを温存したまま治療ができるため、妊娠出産は可能であり、妊娠初期であれば妊娠中でも治療を受けることが可能となります。

 

子宮頸がんにかかったときに妊娠していたら?

子宮頸がんと診断された時、すでにお腹に子どもがいた場合のお話です。

 

子宮頸がんと診断されたからお腹の子どもに対して先天性な疾患を有してしまうやら、

こどもの体に悪影響を及ぼしてしまうのではないかなど、

いろいろと心配される方も多いかと思いますが、

子どもの成長や体への影響は今のところほとんどないのではないかとされています。

 

しかし、子宮頸がんの治療、手術をするにあたり前述したように早産、流産のリスクは大きくあります。

 

そのため、早期の子宮頸がんと診断された際には、手術のタイミングは自分自身で選ぶことができます。

 

1つは、妊娠12週頃に円錐切除術を行い、がん細胞を切除すること、もう1つは経過観察をして産後に手術をするという選択肢です。

子宮頸がんの進行はかなり遅く、次のステージに移行するまでかなりの時間を要します。

そのため、流産、早産のリスクを考慮して、出産後に手術をするという方もいるそうです。

 

手術をしようと、がん細胞を残しておこうと、自然分娩で子どもを産むことは可能となっています。

日本では割と悪いものを見つけたらすぐに切る!というような方針であることが多いですが、外国、特にアメリカだと、子どもを産むことを優先して産後に手術をすることが多いようです。

 

また、子宮頸がんのステージが浸潤がんであった場合、

リンパ節転移するなど全身にがん細胞が回ってしまう危険性が極めて高くなるため、

お腹の子どもが母体から離れても生きることができる妊娠22週〜28週となるのを待って

経腟分娩か帝王切開をし、その後子宮頸がんの治療を行っていきます。

 

お腹の子どもへの影響がないとはいえ、愛着形成をする乳児期にお母さんと密接に関われないことは子どもにとっても悲しいこと。

そうならないためにも出産前から定期的に検査を受け、以上の早期発見をしていきたいものですね。

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