【子宮頸がんで異形成と診断されたら】その後の治療法はどうなる?

先日、弁護士で1児の母でもある大渕愛子さんが、子宮頸部異形成と診断され、手術をされたということがニュースなどで報じられていました。

異形成という言葉、聞きなれない方も多いかと思います。

異形成とは何なのか、診断された場合、どのような治療が必要となるのかをまとめました。

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異形成とは?

異形成とは正式には子宮頸部異形成といいます。

これは、がんの前段階の状態と考えていただければいいかと思います。

 

そもそも子宮頸がんとはすぐにがん化せず、ヒトパピローマウィルスに感染した後にがんの前段階の状態である異形成を経て、5〜10年かけて徐々に癌となります。

異形成もまた段階別に分かれ、軽度異形成→中等度異形成→高度異形成を経て上皮内癌、浸潤癌と移行します。

上記の言葉を見ても分かる通り、異形成であるうちはがんではありません。

 

また、異形成のうちは可逆性であり、自己の免疫力によってウィルスを消滅することができる可能性もあります。

そのため、高度異形成であったものが経過観察していくと次の検査では軽度異形成となっているということはよくある話です。

 

また、中等度異形成であった場合は7割から9割程度の方が正常に戻る可能性が高いとされています。

しかし、異形成となっている以上は放っておくと、がんとなる可能性があるため、定期的に検査を受けるなどして注意をしていくことは必要となります。

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異形成の場合、治療方法はあるのか?

まず、異形成と診断された場合、経過観察を勧められ、その後に手術を勧められるということが多いです。

病院によっては1年間数ヶ月に1回ペースで検査をして異形成が消えなかった場合が手術対象となるところやヒトパピローマウィルスがハイリスク型だったら手術というところもあるようです。

高度異形成であり、手術をしてその組織を病理検査にまわした結果、初期のがんが発見されるという事例も珍しくはないためとされています。

 

上記のように経過の見方は病院によっても違うため、セカンドオピニオンを利用して、自分が納得する方法で経過を見ていくといいかと思います。

高度異形成出会った場合は特にがんとなる可能性が高いため、すぐに手術が勧められます。

 

手術は円錐切除術という術式で一般的に行われます。

これはレーザーメスや電気メスを使用して、子宮頸部を円錐に切り取るというものです。

ちなみにレーザーメスには普通のメスを使用するよりも出血が少なくて済むというメリットがあります。

 

手術時間は一般的にだいたい5〜10分ほどと短時間で終わり、2泊3日の入院もしくは日帰りで手術を受けることが可能なため、異形成が診断されることが多い働き盛りの世代でも簡単に手術を受けてしまうことができます。

この術式で手術を行うことにより、子宮頸部が切除されるため、子宮口が広がりやすくなるため、流産、早産の危険性はわずかながらですが、上がるとされています。

 

しかし、ご想像できるかと思いますがこの術式で手術を行うことによって、子宮そのものを温存したまま治療ができるため、妊娠や出産は可能となります。

 

また、近年では20代〜40代のこれから妊娠を考えている人への選択肢としてレーザー蒸散という治療方法も推奨されています。

レーザーを異形成部に当てることでがんへの進行を抑制する治療方法で、術後2ヶ月後からの妊娠が可能となり、妊娠、出産への影響もほとんどないとされ、さらには保険適用となっているため近年注目されています。

 

異形成の状態では、症状は何もないため、大体の方は子宮頸がん検診を受けたことによって異形成であったことに気づかれる方が多いとのことです。

前述した、女性弁護士の大渕さんも検査で高度異形成であることに気づかれ、お子さんの将来のことを思って手術に踏み切ったとブログで綴っていました。

がん化するまでにはかなりの時間を要する異形成ではありますが、がんとなってしまってからでは治療は困難を極めるため、異形成と診断されたら早めに主治医と相談して適切な治療を受けて欲しいと思います。

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