【子宮頸がん検診の検査内容と費用】その痛みや結果について

子宮がんは、乳がん同様に女性特有のがんです。2014年のデータで見ると、6429人の方が子宮がんで亡くなっています。

特に20代・30代の女性が罹るがんでは子宮頸がんが第一位です。

 

癌は若いうちには罹らないと思ったら大間違い、なのです。

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子宮頸がんって、どんながん?

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女性の癌の罹患率では、30代では子宮がんが1位です。

女性特有のがんである乳癌の発症は、40代がピークであることを考えると子宮がんは若い女性にかかるがんと言えます。

 

子宮がんには、子宮の入り口である子宮頸部に発生する子宮頸がんと、その奥に発生する子宮体がんがあります。

子宮癌のなかでも子宮頸がんはとくに、30代で子供のいる女性に多く発症し、30~40代にピークを迎えます。

一方で、子宮体癌は50代で肥満体形の女性に多く発症し、50歳代にピークを迎えます。

 

子宮頸がんがヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が主な発生因子であることから、子宮頸がんワクチンであるサーバリックスやガーダシルというワクチンがあります。

 

しかし、これらは現在、副反応の問題から、事実上行われていない状態です。

また、ヒトパピローマウイルスに感染する前に行うべきなのが、子宮頸がんワクチン。

 

このウイルスは性交渉を経て感染しますから、ワクチンで中高生を対象におこなっていたのです。

これによって、将来の子宮頸がんの患者の発生率を減らす目的だったのですが、それができないとなると、あとは早期発見に尽きます。

 

子宮頸がんは、検診で見つかる可能性の高いがん

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がん検診はたくさんありますが、中でも子宮頸がんは、統計的にも大変意味のある、効果的な早期発見・診断に結び付くものです。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスに感染したのち、5~10年で発症します。

 

ウイルス自体は、女性ならば一生に一度は感染すると言われる、ごくありふれたウイルスです。

通常は自身の免疫機能によって身体から排除されるのですが、それがしぶとく残ってがん化するものがあるのです。

がん化する過程において、前癌病変(ぜんがんびょうへん)といって、がんの一歩手前の細胞があります。

 

子宮頸がん検診を受けると、この前癌病変が検出されるのです。

前癌病変を経て周りに浸潤していくまでには、子宮頸がんのスピードは遅く、2~3年かかると言われています。

そのため、子宮頸がん検診は2年に一度受ければ大丈夫です。

検診を受けていれば、早期に発見することのできるがんなのです。

 

子宮頸がん検診の流れを教えて!

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出典:learnlivegrow.org

 

では、実際に子宮頸がん検診の流れについてお話したいと思います。

 

➀まず、問診をとります。

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出典:atusaludenlinea.com

(年齢、生理周期、妊娠や分娩歴、性器出血の有無、過去の検診歴etc.)

 

➁次に、内診と視診・細胞診を行います。

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出典:taringa.net

膣鏡(クスコ)という器具を入れて、膣の中を診察します。

そして特殊なブラシのようなもので子宮内部を擦って細胞を採取します。

内診は膣の中とお腹と両方を2本の指で同時に触ることで、腫れやできものの有無を触診します。

 

➂細胞の検査は検査機関に運ばれ、健診結果は後日(10日~1か月後)郵送で届きます

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乳癌検診と違って、1次検診の結果がその日にわからないのは、マンモグラフィやエコーといった画像ではなくて、化学的に判定を出すためです。

自宅に届いた検診結果に「要精密検査」となっていた場合、ここからは保険診療になります。

3割負担になりますし、治療を受けることになれば高額療養費の適応もあります。

 

➃婦人科でさらに細かいコルポスコピー(膣拡大鏡)を行い、癌であると確定した場合、エコーやCT・MRIといった画像検査等を組み合わせて、治療方針を決定します。

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出典:jostrust.org.uk

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どうして受診率が低いのか

子宮頸がん検診は、市区町村から通知が届く2年に1回の検診でも十分に検出されますから、

基本的には自己負担なしで検診が受けられます。

 

しかしながら、どうしても場所が場所だけに恥ずかしいと、検診をためらう方もいらっしゃいます。

また、細胞を採取してくる上に内診もあり、多少なりとも痛みを伴います。

(検診後には出血することもありますから、検診時には生理用ナプキンや織物シートを持って行くことをオススメします。)

そのため、なかなか検診率が上がらないのです。

 

統計上30代の女性で子宮頸がんに罹る患者さんの数が多いのは、ホルモンバランスや分泌量の問題だけではありません。

30代の女性が検診を受ける率が低いからなのです。

まとめ

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前癌病変の段階では、まだ自覚症状はほとんどありません。

症状のないものを早期に発見するには、検診しかないのです。

早期発見で、深刻ながん化する前に治療するためにも子宮頸がん検診、受けてみてましょう。

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