【乳がん予防には胸をもむのが効果的】その噂の真相を調べました。

乳がんの予防方法として生活習慣の見直しや、食事の見直しなど様々な方法が提示されていますが、

最近ネット上で『胸を揉むことで乳がんの予防ができる』と話題になっています。

もしこの方法で予防ができるとしたら、お金もかからず、道具も不要のため素敵な話ですよね。

しかしこの話、本当なのでしょうか?

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そもそも誰が言い出したのか?

この都市伝説のような話、そもそも誰が言い出したのかというと、アメリカの方でした。

アメリカのカリフォルニア大学、バークレー校の研究チームが行った研究結果ということです。

この研究チームが行った研究により、胸を揉むことで乳がんの予防ができると立証されました。

 

同チームは実験として、乳房の上皮にある悪性細胞にシリコンを注入して物理的な圧力を加えました。

すると、シリコン内の悪性細胞は正常な細胞分裂のパターンに戻っていることを発見しました。

さらに、正常な細胞分裂のパターンに戻っていれば、圧力をかけることをやめても悪性細胞であった細胞はガンのような増殖パターンを示すことはなかったということです。

 

また、逆に物理的な圧力を加えなかった悪性細胞は、ガンにつながる無秩序な増殖を始めたということです。

研究チームはこの実験結果に基づき、物理的な圧力ががんの予防に有用性があるということを導き出しましたが、どのように物理的圧力をかければいいのかを考えました。

 

そして最終的に、胸を揉むという結果に辿り着いたということです。

ちなみにこの研究結果が書かれている論文、全て英語であり、専門用語だらけのため

全てを要約することは難しく、かいつまんでの紹介とさせて頂いています。

もし興味がある方は、

http://gizmodo.com/5970024/squeezing-boobs-can-stop-breast-cancer

こちらのサイトにも英語ですが、上記の内容が紹介されているため参考にして頂ければと思います。

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実際に予防効果はあるのか

上記のように、誰がどこで言い出したことか分かったし、大学の研究チームということで根拠に基づいて言っているということはよく分かりました。

では、この方法、本当に効果はあるのでしょうか。

残念ながら、この研究結果に対して日本では実験、研究をし、世に発表した方がいらっしゃらないので実際の効果というところはよく分かりません。

 

そのため、自分なりに乳房の解剖生理も踏まえて考察させて頂きます。

まず、乳房は上皮と筋肉の間にある脂肪組織の中に、葉、小葉、乳管があります。

そして、乳房の中には血管、リンパ管も通っています。

乳がんの中で最も多いのは、この乳管がんと呼ばれ、乳管の細胞から発生します。

 

また、乳管がん以外に該当するがんの種類として小葉がんがありますが、この小葉も脂肪組織の中にあります。

アメリカの研究チームがシリコン注入以外にどのように物理的な圧力をかけたかは、私の英語力では分かりませんが、

このチームは上皮へシリコンを注入したあとに物理的な圧力もかけていることから、乳房を揉むだけでは乳管、小葉部まで圧力が届かないという可能性が考えられます。

また、細胞分裂に影響するほどの物理的な圧力ということで、もしかしたらかなり痛みも出てくることが予測されます。

そのため、あくまで個人的な見解ではありますが、胸を揉むことで乳がんを予防することは極めて難しいと考えられます。

 

胸を揉む=がん予防と直結して考えずに・・・

以上のことから個人的な見解ではありますが、揉むことが乳がんの予防に大きく影響があるとは考えにくいです。

しかし、揉んでマッサージをすることで血流やリンパの流れはよくなる上に、毎日のマッサージを行うことでセルフチェックにもなるため、腫瘍の早期発見はできるかと思います。

そのため、胸を揉む=がん予防と直接結びつけて考えるのではなく、セルフチェックのマッサージの一環として行っていくといいのではないでしょうか。

また、セルフチェックとして行うため、人から揉んでもらうよりも自分で行った方が良さそうですからね。

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