【乳がんの疑いとマンモトーム針生検】その精度(確率)とリスク

MRI検査とともに腫瘤の把握に用いられるマンモトーム生検。

なかなか名前を聞く機会等もありませんが、腫瘍が見つかった際にはほぼ確実に行われる検査となっています。

 

マンモトーム検査について少しお話ししていこうと思います。

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マンモトーム生検とは

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検査等乳房をアクリル板で挟んで固定し、局所麻酔をし、ステレオ撮影をしながら太めの針を乳房に刺し、組織を吸引する検査であり超音波装置やマンモグラフィーを併用して行います。

検査が終了したら傷口を止血テープで止めて終了となり、約30分〜1時間の検査で終了となります。

 

ガーゼを止めるバンドもありますが、また、別料金となるため、下着などで抑えることを推奨しています。

日帰りでの検査が可能で入院の必要性はありません。

病院にもよりますが遅くても1週間で検査結果は出ます。

 

使う機械によって、椅子に座って行うこともありますが基本的には胸部に穴の空いている台でうつ伏せになって行うことが多いです。

また、機械を併用する理由も様々で、マンモグラフィーを併用する場合は悪性の可能性のある石灰化組織を調べるため、エコーで映し出せない腫瘍の確定診断をする場合に使用します。

一方、エコーではしこりが小さく、生検が難しい場合や他の組織検査では良性反応があった場合に使用します。

マンモトーム生検のメリット、デメリットとは

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マンモトーム生検のメリットは、傷跡は小さくて済むことでおよそ直径3〜4mmの刺し傷1つで、手では触れないくらい小さなしこりも発見することができます。

傷は大体1〜2ヶ月で消失しほとんど目立たなくなります。

 

また、穿刺中は針先を様々な角度に向けて組織を吸引するため、1度刺しただけで様々な角度からの組織を採取することができます。

デメリットとしては針を刺すため乳房への出血、内出血を起こすリスクがあること、検査ができる病院が限られていることがデメリットとしてあります。

特に出血に関しては乳房の皮膚表面のみならず、組織内で起こることもあります。

 

時折マンモトーム生検後にいきなりしこりがふれるようになったという話を耳にしますがそれは針を刺した後の細胞がしこりとなった場合、出血したものが固まってしこりとなっているパターンがあります。

 

そして1番特徴的なデメリットが穿刺したことでがん細胞を覆っていた膜が破れ、膜の中から飛び出したがん細胞が乳房内や他の組織に飛び散ってしまい、がんが広がる可能性もあります。

非浸潤がんから飛び出したがん細胞が浸潤がんになるまでは3ヶ月ほど時間を要すということですが、大袈裟に言うとつまりは、検査をしたことによって、非浸潤がんを自ら浸潤がんにして、悪化させてしまうというデメリットがあるということになります。

費用も高額で保険の3割負担を適用しても12000円程かかるため、自己負担では80000円と高額での検査となります。

 

しかし、今まで腫瘤の確定診断のための生検では切開生検しかなく、悪性の腫瘍が発見される確率は2割程度でした。

 

したがって8割は良性であるにも関わらず、乳房を石灰しなければ検査ができない状況であったため、このマンモトーム生検の普及により、小さな傷で高度な検査を受けることができるようになったのが現状です。

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まとめ

胸に傷をつけることは女性にとって最大の悲しみとなります。

針を刺すため痛みもあり、最も苦痛を感じる検査であるのではないかと考えます。

しかし、乳癌となったことで乳癌となった当事者、家族や大切な人たちはもっと悲しい思いをすることとなります。

そのため、1ヶ月に1度はセルフチェックを行い、異常を感じたら早期に診察を受けて欲しいと思います

自己にてしこりを感じる前に発見できれば手術で完治する可能性もあり、早く見つければ見つけるほど予後良好となります。

自治体にもよりますが、クーポンがついてくる地域もあり、乳癌への検査が促されている今だからこそ、こまめにセルフチェックを行って頂ければと思います。

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