【乳がんと血液検査】白血球などの基準値で乳がんか判断できる?

乳がんと血液検査の関連として結びつく方は少ないと思われます。

一般的に早期の乳がんへの検査や、乳がん検診には用いられず、再発した方への検査、手術前、抗がん剤治療の方に対して用いられる検査となります。

乳がんと血液検査との関連をまとめてみましたので、疑問解決にお役立て頂ければと思います。

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がんが血液検査で分かる理由は?

血液検査とは御存知の方も多いかと思いますが、採血にて血液を採取し、その値から身体全体の調子を評価する検査となります。

採血をする方は腫瘍マーカーを調べるという目的よりも全身状態の把握のために採血する方が多いので、一般の採血検査(栄養状態や炎症反応など)の他に腫瘍マーカーという項目を加えて検査をするという形が多いです。

腫瘍マーカーとはがん細胞が作る物質や、がん細胞に対して反応した正常な細胞が作る物質であり、その物質の量によってがんが潜んでいるかどうかの判断をしていきます。

この腫瘍マーカーは調べたい事柄により異なってきますが、乳がんの腫瘍マーカーはCEA、CA15−3、NCC−ST−439という項目が広く用いられており、基準値は以下のようになっています。

  • CEA                             ⒌0ng/ml以下
  • CA15−3                        25.0U/ml以下
  • NCC−ST−439             7.0U/ml以下

この値より上昇したものが腫瘍マーカー陽性とよく言われ、一般的にはこの腫瘍マーカーを2〜3種類組み合わせて調べて、判断材料としていいきます。

これらの腫瘍マーカーは、単独で調べると進行しているがんでも陽性率は40〜60%と低値になってしまうため、単独で調べることはあまりありません。

また、治療中にも関わらず腫瘍マーカーが上昇してしまった場合には1〜3ヶ月後に再検査をするなど、慎重に判定をしていくことが多いです。

 

乳がんの採血と白血球は関わりがあるのか

白血球とは免疫機能に大きく関係する血液成分であり、

基準値は

  • 男性で3.9~9.7 ×10の9乗/L
  • 女性で3.6~8.9 ×10の9乗/L

となります。

主に免疫機能に関わる値であり、体内に異物(ウイルスや細菌等)が入るとそれらを倒すために活動を開始します。

※検査項目では、白血球のことはWBCといいます。この記事では今後WBCと記載していきます。

 

さらにその異物が強く、今いるWBCの量では倒せない場合は、異物を倒すためにWBCが増殖し、身体の中で完全に異物がいなくなるまで戦い続けます。

この理論から通常、感染症にかかっているとWBCの値は上昇します。

上記のことから、WBCはウイルス、細菌は異物とみなし、攻撃をしたり、WBCの値を上昇させることができますが、がん細胞に関しては、我々の身体は異物と認識することができません。

したがって、WBCの上昇から乳がんを導き出すことは非常に難しいことと言えます。

そのため、乳がん治療の際にWBCに注目される主な目的は抗がん剤治療によって免疫力が低下している身体に対して異物が侵入し、感染症等にかかっていないかを調べる目的で主に使用されています。

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腫瘍マーカーの上昇=乳がん?

腫瘍マーカーを調べ、基準値を上回った=がんであるとは限りません。

腫瘍マーカー(特に乳がんの場合)では再発、全身へ転移したがんに対して、治療の効果が出ているかどうかを判断するための指標として用いることが多いです。

しかし、喫煙者やなんらかの乳がん以外の疾患を有している方にも偽陽性として腫瘍がなかったにも関わらず検査値が高くなることがあります。

また、腫瘍マーカーが低値でも腫瘍が悪化している場合もあります。

採血の重要性

進行癌の治療、判定に対してとても重要となってくる検査の値。

偽陽性の話もしましたが、やはり信用性はあり、何よりも切開など身体を直接傷つけずにがんの有無をまず判断できることは治療される側にはとても大きいことだと思います。

しかし、検査値を見て一喜一憂される方を多く見かけます。

採血データ、腫瘍マーカーはあくまで補助的に使用していると考えながら採血データは見て貰えると良いかとは思います。

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One Response to “【乳がんと血液検査】白血球などの基準値で乳がんか判断できる?”

  1. […] 「健康診断と人間ドック ドットコム」より引用 […]

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