【採血による血液検査で何がわかるか?】基準値や疑われる症状

【検診の採血は、何のためにするもの?】

採血のない検診は、ありません。

心電図や便検査・内視鏡検査など年齢に応じて行うものもある中で、採血検査を含まない検診はまずありません。

正確に言うと、採血でも基本のものとオプションのものがあります。

オプションは、癌をみる腫瘍マーカーや、ホルモン系だったりします。

スポンサーリンク


では基本検査には、一体どんな項目が含まれるのでしょうか?

最小限の採血検査は、血球検査。

血液は、大きく分けると血球と血漿に分けられます。

採取した血液を、特殊な処置をして遠心分離機にかけて、その重さで地層のように何層かに分けます。

そこで血球成分と上澄み液の血漿成分に分けられます。

この中で下に沈んで固まった血球成分が、血液検査における一番基本の検査と言えます。

これだけでも、血液疾患や癌が推測されることがあります。

 

そして、より多くの病気が隠れている血清成分。

これには腎臓・肝臓・膵臓・胆嚢を始め、様々な臓器の値が解ります。

病名で言ってしまうと、

  • 腎不全
  • 肝硬変
  • 糖尿病
  • 胆石
  • 各種癌。

 

そして、血漿成分の血液は、生活習慣病を表す重要な指標です。

たとえば、糖尿病や脂質代謝異常(高コレステロール血症)。

これだけで、今後脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性の高いことが推測されます。

 

そして、これらの疾患は命に関わると同時に、寝たきりや要介護状態になるきっかけとなります。

近年、生活習慣病から脳梗塞を起こして寝たきりになっている人が大勢います。

糖尿病を発症し、慢性腎不全になって人工透析を導入している人が大勢います。

それに対し、老人介護施設や透析病院が不足している状態。

この現象は年々ひどくなる一方です。

新たな患者数が多いからです。

そして、その前段階でもある生活習慣病の人も年々増加し、若い世代まで発症しているのです。

 

検診における採血検査は、癌の発見につながることもあります。

高度な貧血があれば、それを精密検査していく中で胃がんや大腸がんが見つかることがよくあります。

しかし、それ以上の目的としては、生活習慣病の早期発見・早期治療。

もっと言うと、生活習慣病の予防です。

 

イエローカードの時点で生活を改め、レッドカードに移行しないようにすることが大切なのです。

癌は、予防してもしきれません。

しかし、脂質代謝異常や糖尿病は、自分の心がけ次第で確実に予防・改善できます。

そのためのきっかけ・現状把握となるのが、検診における採血データなのです。

スポンサーリンク


採血による血液検査の基準値とは

正常範囲を少し超えても、そこから生活を正すことで軌道修正がききます。

生活習慣病は年単位で少しずつ進行していくものなので、去年と比べて今年の結果が悪くなっていたら、そこから生活を見直せばいいのです。

 

よほど生活習慣をガラッと変えない限り、いきなり1年の間で糖尿病を発症してインスリン導入・・・とまではなりません。

検診結果は、大抵過去2年間の結果と今回とを、時系列で並べてあります。

 

面白いことに、少~しずつ、コレステロールやHbA1cが高くなっていくんですよね・・・。

むしろ、急激に肝機能が上がっているとか、ビリルビンの値が上がっているとかいう場合には、本当に病気が隠れていると推測されます。

というわけで。

私なりに考える検診における採血の目的は、

  1. 生活習慣病の予防・改善
  2. 各種疾患の早期発見への足がかり

これに尽きると思いますね。

➁はどういうことかといいいますと、採血結果だけで、どの病気か確定することは稀。

ただし、何かしらの採血の異常から、病気を推測して段階をおって検査を行い、最終的に診断を付けて治療へと運んでいく。

その足掛かりとなるのが採血検査、というわけです。

 

採血検査は、それぞれ正常範囲も結果表に記載されているはず。

過去2年間の結果と比べて、自分の生活習慣をまず見直しましょう。

急激な変化がある場合には、早急に検査を受けて診断・治療を行いましょう。

 

まとめ

できることならば、オプションとして癌の腫瘍マーカーを付けておくと安心感が増します。

そして、採血だけではなく、レントゲンや内視鏡・バリウム・心電図・尿etc.いろいろな項目を受けることも大切ですよ。

何かと何かを合わせると、病気が浮かび上がってくることもあるからです。

 

勿論、検診結果で「要精密検査」となったら、放っておいてはいけません。

なんのために検診を受けたのかわからなくなってしまいますからね。

必ず時間をとって、早めに医療機関を受診しましょう。

採血検査はいろいろな項目がありますが、目的は上に挙げた①と②。

少しでも検診に興味を持って、受ける人達が増えてくれたら嬉しいですね。

スポンサーリンク

 

当サイトでよく読まれている検診と人間ドックの記事です 

 

【ピロリ菌に効く】ブロッコリーともやしとバナナの成分とその効果

【ピロリ菌の除菌と副作用】治療の費用は保険適用と適用外のどっち?

【ピロリ菌と再感染】再感染率が高まるやってしまいがちなNG行為

【乳がんと胸のへこみ】乳がんかどうかがわかるその症状や特徴

【インフルエンザの誤診】病院も風邪と間違える、その原因と対策

【インフルエンザと消毒液】効果のある消毒液の簡単な作り方と注意点

【インフルエンザと市販の風邪薬】ルルは処方薬との飲み合わせも安心

【インフルエンザは何科で受診できる?】症状別の受診すべき科

【インフルエンザと似た症状の病気】症状別インフルとの見分け方

【インフルエンザ中に耳が痛い】違和感は中耳炎と難聴の可能性アリ

【インフルエンザを放置するとどうなる】大人と子供の自然治癒の違い

【インフルエンザの除菌】ファブリーズとクレベリンは効果無し?

【インフルエンザ中のお風呂とシャワー】子供と大人の違いにも注意

【インフルエンザとタミフルの飲み方】その効果と嘔吐した時の注意点

【インフルエンザの兆候】インフルエンザの前兆と風邪との見分け方

乳がんの遺伝子検査とは?がん家系について知っておきたいこと

異常あり?異常なし?グレーゾーンも多い乳腺嚢胞(のうほう)とは?

「乳腺の石灰化」とは?マンモグラフィーの検査結果を分かり易く解説

 

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ