【バリウムの体内への影響と副作用】その吸収率とカロリーについて

バリウムの体内への影響について

バリウムを飲んで、ごろごろと検査台で転がされ・・・検査終了!

と思ったら、間違いです。

バリウム検査は、終わったあとも身体への影響があります。

今回は、バリウムが身体へ及ぼす影響についてお伝えしましょう。

スポンサーリンク


【バリウムって、どんな成分?カロリーは?】

バリウムというと、白くてドロドロした液体をイメージする方が多いでしょう。

この主成分は、硫酸バリウム。

それに、炭酸ガスを加えます。

炭酸ガスは、胃・十二指腸を膨らませるために必要だから。

膨らんだ胃や十二指腸の壁に、バリウムをまんべんなく付着させます。

そうすることで、白と黒だけなのに、その濃淡で3Dの立体画像を映し出すことができるのです。

 

バリウム検査に使用される硫酸バリウムには、毒性がありません。

ですから、安全な物質として日常的に検査で使用されているのです。

リスクの大きいものを使うのでは、検診を受ける意味がなくなってしまいますからね。

 

また、バリウムは消化管から吸収されることがありません。

それがまたバリウムの困った点でもあるのですが・・・。

消化管を通ってもただ素通りするだけなので、太ることはありません。

その点は、ご安心くださいね。

 

【バリウムの副反応って?】

前述の通り、バリウムは消化管から吸収されません。

となると、便として出なかった場合はどうなるのでしょうか?

 

セメントのようにカチカチに固まって、腸管内に残ってしまいます。

 

人間の腸には、憩室というものがあります。

本来の腸管がくぼんでできてしまった、水たまりのようなものです。

年齢を重ねれば誰しも憩室はできるものですが、人によっては若い頃から憩室が多発していることがあります。

どうしても本来の便の流れから横にできる憩室は、便が残りやすい場所。

 

そうすると、便の中の細菌が繁殖して炎症を起こし、腹痛や発熱といった症状を呈することがあります。

便だけでなく、バリウム検査後に出し切ることができないと、バリウムのせいで憩室炎を起こすことがあります。

ひどい場合は、絶食にして点滴が必要になりますから、入院治療となってしまいます。

 

たかがバリウム検査で!?

そうなのです。

いくらバリウムそのものは無害なものであっても、それが憩室にはまり込んでしまうと炎症のもととなってしまうのです。

ごく稀ですが、ひどい場合にはイレウスを起こしてしまうこともあります。

更にそれが重度の場合は、緊急手術が必要となることも・・・。

では、どうしたらこれらの副反応を起こさずにすむでしょうか?

スポンサーリンク


【バリウム検査は、終わったあとの対応が大事】

バリウム検査が終わったあとには、できるだけ早くバリウムを身体の外に出し切ってしまうこと。

それが、副反応を予防する手段です。

 

バリウム検査を行ったあとには、検査室もしくは検診室で下剤を受け取って、その場で飲むように言われますね。

この下剤が第一段階。

5時間程で通常は出て来ますから、検査が午前中で終わった場合は夕方までには出るハズです。

 

ところが、これには個人差があります。

すんなり出てくれる人ばかりではないんですね。

そういう人のために、医療機関によっては第二段階の下剤をあらかじめ渡しておくことがあります。

「○時までに出なかったら飲んでください」、ってね。

ここまでしてくれると丁寧ですけれど、最初の下剤だけしか渡されない場合、そしてうまく出なかった場合はどうしたら良いでしょうか?

 

<バリウムを早く出すためのコツ>

  • 水分をたくさん摂ろう ・・・ 水分をたくさん摂って、便をたくさん出す
  • 繊維の多い食事を摂ろう・・・ 繊維質の食事をたくさん摂って、便をたくさん出す
  • アルコールを飲まない ・・・ アルコールは、分解する過程で水分を引き寄せてしまいます。

バリウム便が出きるまでは、禁酒しましょう。

いくら最初の便がその日のうちに出たとしても、完全に身体から出しきるまでには2日はかかります。

その間は、上の3つの点に注意してみましょう。

 

そして、もし2日経っても便が全く出ないとか、腹痛や発熱といった症状が出てきた場合は、医療機関を受診しましょう。

検診を受けた医療機関が検診専門の施設である場合は、そこでの治療はできないでしょう。

もし検診と診療を行っている医療機関であれば、できるだけ同じ場所に受診する方が話はわかりやすいですね。

自分の病院で行ったことによる副反応ですから、対応も多少融通をきかせてくれるかもしれませんし。

 

バリウムは出なかったら大変・・・それは本当でもあり、ウソでもあります。

上にあげた、バリウムを上手に出すコツを心得ておけば、安心・安全な検査です。

バリウム検査は、たくさんの人が癌の早期発見をすることができる、非常に優れた検査です。

バリウムと上手に付き合って、またいろいろな検査を組み合わせて、毎年検診を受けてくださいね。

スポンサーリンク

 

当サイトでよく読まれている検診と人間ドックの記事です 

 

【ピロリ菌に効く】ブロッコリーともやしとバナナの成分とその効果

【ピロリ菌の除菌と副作用】治療の費用は保険適用と適用外のどっち?

【ピロリ菌と再感染】再感染率が高まるやってしまいがちなNG行為

【乳がんと胸のへこみ】乳がんかどうかがわかるその症状や特徴

【インフルエンザの誤診】病院も風邪と間違える、その原因と対策

【インフルエンザと消毒液】効果のある消毒液の簡単な作り方と注意点

【インフルエンザと市販の風邪薬】ルルは処方薬との飲み合わせも安心

【インフルエンザは何科で受診できる?】症状別の受診すべき科

【インフルエンザと似た症状の病気】症状別インフルとの見分け方

【インフルエンザ中に耳が痛い】違和感は中耳炎と難聴の可能性アリ

【インフルエンザを放置するとどうなる】大人と子供の自然治癒の違い

【インフルエンザの除菌】ファブリーズとクレベリンは効果無し?

【インフルエンザ中のお風呂とシャワー】子供と大人の違いにも注意

【インフルエンザとタミフルの飲み方】その効果と嘔吐した時の注意点

【インフルエンザの兆候】インフルエンザの前兆と風邪との見分け方

乳がんの遺伝子検査とは?がん家系について知っておきたいこと

異常あり?異常なし?グレーゾーンも多い乳腺嚢胞(のうほう)とは?

「乳腺の石灰化」とは?マンモグラフィーの検査結果を分かり易く解説

 

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ