アラフォーの妊活には葉酸が必須!女性にも男性にも知って欲しい統計

昨今、晩婚化や少子化と言われていますね。

 

男女ともに、キャリアを積んだり自分の趣味を見つけたりと、

一昔前と比較して個人の時間を大切にしている傾向にあると感じます。

 

事実、現在の最新の調査では、

初婚年齢は夫が30.8歳、妻が29.2歳となっており、

第一子出産母親の年齢は30.3歳となっています。

 

もちろん、日々生活している中で年齢は関係なく素敵な出会いは訪れると思います。

結婚は、自分たちのベストなタイミングでいつでも可能です。

 

でも、もし妊娠・出産を考えるのなら、特に女性は年齢が大きく関係してきます。

 

この記事では、主にアラフォーと呼ばれる30代後半から40代前半の妊活・妊娠を、

葉酸と関連付けてお話しします。

 

途中、難しいお話がありますが、解説しながら進みますので是非ご一読くださいね。

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妊娠には期限がある?

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みなさんは、

「妊娠するなら若くないと」

「年齢が高くなると妊娠しづらい」

などを聞いたことがあるでしょうか?

 

この情報は、単に「歳を取ったら子供が作れない」という訳ではなく、医学的な理由があります。

では、それは何故でしょうか。

 

厚生労働省によると、

「周産期死亡」という、

妊娠22週以降の死産と生後7日未満の死亡を合わせた統計があります。

 

これを年齢別に見ていくと、「周産期死亡」の推移は

20歳代での出産が最も低く、

追って30歳代、10歳代、40歳代と上昇しています。

 

これは、20歳代の妊娠・出産では、母子ともに十分に準備期間が取れ、

体調の管理ができていると読み取れます。

 

10歳代では母体が良好な妊娠を継続できるまで身体が成熟していない事、

また、30歳代以上では生活習慣病のリスクや、

身体機能の老化現象が始まっていることが挙げられます。

 

分かりやすく老化現象と書いてしまいましたが、

シミ・しわなどではなく、細胞レベルの、全員に共通した生理現象ですのでご安心くださいね。

詳しくは後述します。

 

このように、安全な妊娠には期限があり、

妊娠すること自体が不可能な訳ではありません。

妊娠・出産に関するリスクが高くなるということです。

 

アラフォー世代と呼ばれる年齢の細胞分裂

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先にもお話しした通り、晩婚化、第一子出産年齢が上昇しています。

でも裏を返せば、妊娠に最も適している20歳代以降でも妊娠・出産は十分可能という事です。

 

何故このような統計が出るのでしょうか。

 

人間の身体は、受精卵として成立してから今現在も、

自分の身体の細胞が細胞分裂を繰り返していることで生命を維持しています。

 

細胞分裂の回数は、受精卵~20歳まで上昇を続け、以降は徐々に下降していきます。

人間の老化現象とは、細胞分裂の回数とその正確性によって起こります。

 

では、老化の原因である細胞分裂とは、どのような現象なのでしょうか。

 

葉酸の特徴と一緒に説明すると分かりやすいので、次項でお話しします。

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葉酸、細胞分裂とは?

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  •  葉酸の働き

葉酸は、ビタミンM、ビタミンB、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれています。

 

ビタミンには水溶性と脂溶性に分かれていますが、葉酸は水溶性に当たります。

 

お料理をされる方は、葉物野菜などは洗うとビタミンが流れ落ち、

また茹でたり熱を加えたりすることで、

ビタミンが破壊されてしまうと聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

これも、水溶性であるがための性質なのですね。

葉酸は、ビタミン全般の特徴である「補酵素」として働きます。

 

補酵素というのは、“酵素の働きを補助する”役割の事で、

身体は様々な酵素が働くことで代謝や合成がされます。

 

その酵素が働きやすくサポートする役割があるのですね。

主に赤血球の合成や、核酸の合成に大きく関与しています。

 

  • 細胞分裂

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赤血球はイメージしやすいと思いますが、では核酸とは何でしょうか。

 

核酸をネットなどで調べると、

DNA/RNA(デオキシリボ核酸/リボ核酸)という単語が現れます。

 

DNAって遺伝子の事なのでは?と思われる方がおられると思います。

まさにその通りで、“その生物がその生物である形を作っているもの”です。

 

例を挙げますね。

人間の身体はたんぱく質でできています。

 

皮膚も、髪も、爪も例外ではありません。

人は受精してから死に至るまで、細胞分裂と言って、日々新しい細胞が生まれています。

 

爪や髪が伸び、皮膚もターンオーバーしますね。

DNAは、

「皮膚は柔らかく作る」

「爪は硬く作る」

などの遺伝子情報をRNAに命令します。

 

命令されたRNAは、皮膚を柔らかく作り、爪は硬く作ります。

これにより、皮膚は爪になる事なく、爪は髪になる事はないのです。

 

では何故常に新しい細胞へと生まれ変わっているのに人は老いていくのでしょうか。

それは、“コピーされた細胞をコピーするから(これが分裂ですね)”です。

 

私たちが生活している中で、人生で一度もミスをしないことはありえないはずです。

機械にだってエラーがあります。

 

少し機能が落ちた細胞が何十年もコピーされ続けることで、

髪に艶が無くなったり、皮膚にしわが出来たりするのです。

 

人間は受精してから死に至るまで、

細胞分裂を繰り返しながら生活しているのですね。

 

その細胞分裂が、活発であり正確であるのが20歳までなのです。

 

  • 摂取量

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葉酸は、基本的には普通に食事を摂っていれば日常生活に支障が出ることはほぼありません。

 

ここでいう普通とは、自炊が少なくて例えばコンビニ弁当が多い場合も例外ではありません。

女性男性
通常240μg200μg
妊活時480μg240μg~400μg
妊娠時480μg

※上の表は1日の摂取量※厚生労働省HP参照

※1mg=1000μg

 

余談ですが、ここで男性の推奨摂取量が出てきましたね。

 

葉酸と言えば、主に女性に必要であると言われていますが、

実は特に妊活中の男性にも必要なのです。

 

先に、葉酸とは細胞分裂をするために必要不可欠だとお話ししました。

これは精子にも同様なことです。

 

通常、精子の1~4%は奇形であると研究発表されています。

精子を作るため(細胞分裂のため)に通常よりも多くの葉酸の摂取が推奨されています。

 

葉酸400μg(0.4mg)を摂取しようとすると、

1日に350g(野菜のみ)食べないといけません。

 

イチゴ5個=68μg、納豆1パック=60μgなど、

現代社会では少し現実的ではありませんね。

 

状況に応じて、サプリなどを検討する方も少なくありません。

 

アラフォー世代の妊活、良質な卵子とは?

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細胞分裂のお話はいかがだったでしょうか。

少し難しかったかもしれませんが、何となくイメージできたでしょうか。

 

人間は、常に細胞分裂を行っています。

 

そして、妊娠に不可欠な卵子も細胞分裂することで、

およそ一か月に1個、2つの卵巣で交互に作られています。

 

項目で“良質な卵子”と表現しましたが、これは正式な医学用語ではありません。

 

筆者が妊活や不妊について調べていて一番多いと感じる、

着床する確率が高い卵子の表現です。

 

妊娠とは、“受精卵が着床すること”ですが、まずは正常に受精し、

着床可能な状態にならなければなりません。

 

妊活などを調べると、科学的流産という言葉が出てきます。

科学的流産とは、受精後に着床できず月経または不正出血で体外に排泄されてしまうことです。

 

これは、通常の流産とは異なり、“流産”としての数には入りません。

 

人間の生理現象で、細胞分裂が減少したり正確性に欠けたりすると、

卵子も正常な機能を持たないものが排卵されます。

 

すると、受精できなかったり、

受精しても着床できるまでに成長できなかったりして、妊娠が成立しなくなります。

 

着床しても子宮内膜の細胞分裂が正常にされておらず、流産する可能性が高くなります。

 

また着床・妊娠の継続ができても、今度は胎児の細胞分裂が正常に行われず、

ダウン症などの染色体(遺伝子情報の一部)に異常が出てしまいます。

母親の年齢ダウン症のリスク染色体異常のリスク
20歳1/1667
0.05%
1/526
0.1%
25歳1/1250
0.08%
1/476
0.2%
30歳1/952
0.1%
1/385
0.2%
35歳1/378
0.2%
1/192
0.5%
40歳1/106
0.9%
1/66
1%
42歳1/63
1.5%
1/42
2%
45歳1/30
3%
1/21
4%
49歳1/11
9%
1/8
12%

上の表は、年齢別の染色体異常の統計を一部引用したものです。

妊活中の方や、妊娠を希望されている方には怖い情報かもしれません。

 

細胞分裂が活発な20歳と、

下降している40歳を比較すると大変な違いがあることに気づいていただけると思います。

 

また、母体の葉酸が不足すると、

胎児が“神経管閉鎖障害”という先天性の疾患にかかる可能性が高くなります。

 

神経管閉鎖障害も、

胎児が正常に細胞分裂できなかったときに起こりやすいとされている疾患です。

 

葉酸を摂取することで細胞分裂を助けることが出来れば、

母体の卵子や子宮内環境が良好になり、

良質な卵子から受精卵となった胎児は正常な細胞分裂ができる可能性が高くなります。

 

おわりに

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いかがだったでしょうか。

このお話は、妊活中や将来妊娠を希望される方には酷な情報かもしれません。

 

でも、葉酸を摂取することで、リスクを軽減できるとも報告されています。

これを機に、改めて妊活を考えていただけたらと思います。

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